【ジャパンC・1週前追い】コントレイル 迫力十分6F81秒8 福永は好感触「優秀なタイム」

[ 2020年11月19日 05:30 ]

<ジャパンC・1週前追い>福永を背に3頭併せで追い切るコントレイル(左)
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 世紀のドリームマッチ、ジャパンC(29日、東京)の1週前追い切りが美浦、栗東トレセンで行われた。無敗の牡牝3冠馬はともに迫力十分の動き。コントレイル(牡3=矢作)は福永祐一(43)を背にCWコースで軽快な動き。デアリングタクト(牝3=杉山晴)も松山弘平(30)が乗ってきびきびと動いた。

 コントレイルは主戦の福永を背にCWコースで3頭併せに臨んだ。ダノンファラオ(3歳オープン)、バスラットレオン(2歳1勝クラス)に続き、最後方を追走。道中はしっかりと折り合い、直線は最内へ。鞍上が軽く仕掛けて2頭に迫ったが半馬身届かずフィニッシュ。時計は6F81秒8~1F12秒1をマークした。12日に短期放牧から帰厩した後、これがCWコースでの初時計。菊花賞V以来の騎乗となった鞍上が感触を口にした。「相手も動く馬。時計的には優秀なタイムが出た。馬は元気だし、乗っていても気になるところはない」

 見届けた矢作師は「遅れたのは不満」と率直な感想を述べた上で「相手も先行していたし時計的には十分。もう一段、上げていければ」と意気込みを語った。前走・菊花賞の1週前追いが6F84秒6。今回は遅れる形になったが陣営の言う通り。時計的にはしっかり動けている。

 舞台となる東京は2戦2勝。東スポ杯2歳S、ダービーはそれぞれ5馬身、3馬身差の楽勝だった。福永も「前回に比べれば、はるかにいい(条件)」と歓迎。続けて「馬場や天気は気にしていない。そういうレベルの馬じゃないから」とパートナーへの信頼を改めて口にした。「前回がタフなレースをしている。万全の状態で臨めるかどうかだけだが、順調に調教を消化できているのはいいね」と力を込めた。

 3冠馬対決で盛り上がる一戦。菊花賞前、福永は「プレッシャーはない」と語ったが「余計にプレッシャーがない。楽しみしかない」。鞍上も世紀の対戦を楽しみに待つ。

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2020年11月19日のニュース