【大井・サンタアニタトロフィー】ワークアンドラブ“圧逃”重賞2V!「午後乗り」奏功で師も充実感

[ 2020年11月19日 05:30 ]

<大井>サンタアニタトロフィーを圧勝したワークアンドラブ
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 マイル重賞「第41回サンタアニタトロフィー」(S3)が18日、大井競馬場で行われた。3番人気のワークアンドラブが6馬身差をつける逃げ切りで圧勝、2つ目の重賞タイトルを手にした。

 自己との闘いに勝った。陣営にとってこの勝利は、そんな気持ちだっただろう。能力があるのは分かっているが、気性の悪さが結果を出すことを阻んでいた。荒山師が挙げた勝因のキーワードが「午後乗り」。これまでまともな調教ができなかったが、馬のいないときに馬場に入れたことで調教ができた。レース前は同師が「結果は分からないが、史上最高の出来」と言っていたことが証明された形だ。手綱を取った笹川も「集中力を切らさなければ、これくらいは走れる。(勝って)何の不思議でもない」と充実感たっぷりの表情で振り返った。

 次走は「馬の状態とオーナーと相談してから」(同師)となったが、希代のクセ馬が2つ目の勲章を得て一気に能力全開となりそうだ。

 ◆ワークアンドラブ 父シニスターミニスター 母ハナライ(母の父メダグリアドーロ) 牡5歳 大井・荒山勝徳厩舎 馬主・小林祥晃氏 生産者・北海道新ひだか町のグランド牧場 戦績33戦8勝(南関東14戦4勝) 総獲得賞金8433万5000円 重賞は19年マイルグランプリ以来2勝目。

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2020年11月19日のニュース