【京都ジャンプS】障害戦13連勝中オジュウチョウサン 9歳でも進化“エコ走法”習得で秋始動戦へ

[ 2020年11月13日 05:30 ]

オジュウチョウサン(撮影・西川祐介)
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 絶対王者に衰えなし。史上最多のJ・G17冠馬オジュウチョウサン(牡9=和田正)は、「第22回京都ジャンプS」(14日、阪神)が秋の始動戦。和田正師は「年齢を重ねるごとに扱いやすくなっている」。春には中山グランドJ5連覇を達成した最強ジャンパーは9歳秋を迎え、衰えるどころか、さらなる進化を遂げているようだ。

 障害戦に限れば16年4月の中山グランドJから負けなし。13連勝中だ。その全てで手綱を取る石神は強さの秘訣(ひけつ)に、「オジュウ特有の低い飛越」を挙げる。障害すれすれのジャンプは端から見れば危なっかしく見えるが、「高く跳んで滞空時間が長いと“跳び負ける”。低く跳ぶことで着地してからスピードに乗るのが速い。障害の数が多ければ多いほどオジュウには有利なんです。走りや跳びは少しエコになってきたかな」と笑った。9歳にして身につけた“エコ走法”。あらゆる強敵を競り落としてきたスタミナお化けが、体力を温存することを覚えたならば…。もはや、死角はない。

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2020年11月13日のニュース