サブノジュニアに勧めたいドバイ挑戦 大井生え抜き馬に巡ってきた“千載一遇のチャンス”

[ 2020年11月13日 05:30 ]

JBCスプリントを制したサブノジュニア(手前)(撮影・村上 大輔)
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 【地方からの風】3日大井で行われたJBCスプリントを制してG1馬となったサブノジュニア。陣営にとっては「感激の1勝」だったが、大きな課題も浮上した。

 それが今後のローテーション。「オーナーと相談しながら、しばらく考える」と堀師も頭を悩ます。G1のタイトルを手に入れた代わりに、常に負担重量が加算されることになったからだ。昨年このレースを制した“先輩”ブルドッグボスは勝利が浦和1400メートルだっただけに、1200メートルと1400メートルの距離を使い分けて1年間を乗り切り今年の挑戦につながった。ただ8月盛岡のクラスターC(3着)ではきっちり59キロを背負わされていた。

 サブノジュニアは1600メートルでも勝ったことはあるが下級条件時の話。距離短縮でメキメキ力をつけてきたことを考えると距離を延ばす選択肢はないだろう。さて、どうするか。余計なお世話!?ながら記者が願望を込めてお勧めしたいのがドバイ挑戦だ。新型コロナの影響で今年は中止。来年の開催も予断を許さないが、そのドバイミーティングで行われるゴールデンシャヒーンはどうだろうか。ダート1200メートル、優勝賞金150万米ドル(約1億5800万円)。条件文句なしのドリームレースだ。寂しいことに地方馬の挑戦はこれまで05年のアジュディミツオー(ドバイWC6着)ただ1頭。大井生え抜きの馬に巡ってきた千載一遇のチャンス。地方競馬ファンの後押しも受けて快挙達成!!そんなシーンを見てみたい。(矢内 浩美)

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2020年11月13日のニュース