【エ女王杯】ウインマイティー 課題ゲート克服で逆襲を!大舞台で高配再現に期待

[ 2020年11月13日 05:30 ]

厩舎周りで運動するウインマイティー
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 【G1ドキュメント・栗東=12日】秋華賞の直線は視線が外へ向いた。勝ち馬デアリングタクトをはじめ、アウトから差してくる馬の勢いがいい。3、4着は大外から突っ込んできた馬。前日は雨降り。芝はやや重へ回復したものの、内めは馬場が悪かった。

 ウインマイティーの巻き返しがないか。9着はいかにも“不完全燃焼”のレースだった。まずは五十嵐師に振り返ってもらおう。

 「外から当てられるシーンがあって、馬場の悪い内に押し込められた。目いっぱい走っていないし、息の入りも早かった。ケロッとしていましたよ。ここ2走はまともに競馬してない」

 課題はスタート、この中間はゲート練習も取り組む。後ろで何かをやっていると落ち着かない様子。「ちょっと後ろを気にするところがあって。練習も馬の多い時間帯にやったりしています。慣れればジッとしているんですけどね」。オークスからコンビを組む和田竜も「練習ではさほど、そういう面は見せない」と声をそろえる。ゲートをクリアできれば、視界は開ける。

 追い切り翌日は運動のみの調整。「カイバもよく食べています。今週は馬なりでやったけど、競馬が近いと分かってくるみたい」と五十嵐師。今年は阪神2200メートルでの開催。和田竜とこの舞台といえば18年にミッキーロケットが勝った宝塚記念が記憶に新しい。好位の内ラチから早め先頭で押し切った。あの時は単勝13・1倍の7番人気。大舞台で高配再現があると、小林はドラマをつくり上げていた。

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2020年11月13日のニュース