【日本ダービー】サリオス90点 完成度高止まり「金将」 変わりようがない整い過ぎた立ち姿

[ 2020年5月26日 05:30 ]

鈴木康弘「達眼」馬体診断

<日本ダービー>皐月賞時と変わらず高い完成度を保っている「金将」サリオス
Photo By 代表撮影

 サリオスの立ち姿は分厚い鎧(よろい)姿の「金将」を想起させます。肩とトモには鎧のような分厚い筋肉。特にトモはハーツクライ産駒らしからぬボリュームです。ごつい上半身を支える下半身も丈夫。飛節が立派で膝のつくりも頑丈。守りの要であり終盤の寄せや詰めでも多用される金将のように接近戦にも耐えられる肉体…と、ここまでは絶賛した皐月賞時と全く同じ姿です。

 それから1カ月半。金将の馬体に特筆すべき変化は見られません。強いて違いを挙げれば、腹周りが少し細くなって肋(あばら)が目立っているぐらいです。皐月賞の段階で高い完成度を示していたため、変わりようがないのでしょう。金将が成り駒に進化できないように…。

 敵の急所は自分の急所…とは有名な将棋の格言。金将にとっても距離延長が課題になる。2400メートルを走るには体つきが整い過ぎているのです。馬体のどこかに遊びが欲しい。立ち姿には金将のような安定感があります。ハミのくわえ方も穏やか。この心のゆとりは距離克服に生かせます。

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