【大阪杯】ワグネリアン 坂路単走4F54秒6 指揮官も納得「今年はいい感じ」

[ 2020年4月2日 05:30 ]

<大阪杯>坂路単走で追い切るワグネリアン
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 ダービー馬2頭出しの友道厩舎は1週前までにコース追いでしっかり負荷を掛け、当週は坂路で微調整がスタイル。ワグネリアンも、この日は坂路単走で追い切った。全体時計の4F54秒6は目立たないが、軽快なフットワークで人馬の“一体感”が伝わってきた。ダービーを制した時も最終追いは坂路4F55秒2だった。

 2月21日にトレセン帰厩。友道師は「馬体もふっくらして、放牧から凄くいい感じで戻ってきた」と明かした。そこからの調教量は、ワグネリアン史上最高といっていいほどだった。先月4日にポリトラックで長めから時計を出し、11日は福永を背にCWコースへ。ここ2週は藤岡康が騎乗しCW→ポリトラックでびっしり追われた。2週前、1週前にコースでいっぱいに追われたのは、ダービー以来の調教過程。指揮官も仕上がりに太鼓判を押す。

 「いつになく調教本数をこなしている。今週は息を整える程度だったが最後の反応も良くて、調教の後の息の入りも良かった」

 大阪杯は昨年(3着)に続く参戦。ここが始動戦というローテは変わらない。ただ、ここに向けての過程が全然違う。「昨年は神戸新聞杯(18年)の後に疲れが出て休む形になったし、休み明けという感じだった」と振り返った上で「今年は本当にいい感じに仕上がった。昨年以上のパフォーマンスを見せてくれると思う」と締めくくった。第85代の日本ダービー馬がこの春、最大目標のG1で勝利を狙う。

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2020年4月2日のニュース