【高松宮記念】アスコット“八重咲き”100点!どれもこれも過去最高 黄金に輝く毛ヅヤ

[ 2020年3月24日 05:30 ]

鈴木康弘「達眼」馬体診断

<高松宮記念>黄金の毛ヅヤを見せるモズアスコット(撮影・亀井 直樹)
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 金運アップのパワースポットで知られる昇仙峡・金櫻神社(山梨県甲府市)のご神木は「鬱金桜(ウコンザクラ)」。5月上旬になると、数百品種ある桜の中で唯一、黄金色の花を咲かせます。「金が成る木」とも呼ばれるこの八重咲きの大輪花を拝めば、一生金運に恵まれるとか。花弁がウコンの根茎で染めた色に似ていることからこの名が付けられたそうです。

 モズアスコットの毛ヅヤにも似ている。その黄金に輝く明るい栗毛を見た時、鬱金桜が思い浮かびました。これまでのG1でも毛ヅヤの良さが目立っていましたが、今回は格別です。よほど具合がいいのでしょう。

 体つきにも非の打ちどころがない。首の太さ、肩の筋肉、トモの幅、臀部(でんぶ)の盛り上がり、肋(あばら)がパラッと浮いて見えるヒ腹…全てが過去のG1時を上回っています。これらの部位の特徴が伝えるのはスプリンター適性。初経験となる1200メートルの速い流れに戸惑うかもしれませんが、体形的には十分に対応できます。

 立ち姿も悪くない。目に適度な緊張感を宿し、耳の立て方には集中力がある。鼻を不満そうに少しとがらせていますが、ハミのくわえ方に遊びがあるので大丈夫です。

 「競走馬の大谷翔平」と呼ばれる二刀流の使い手。大谷は投手と打者のどちらかに専念すべきか。数年前にそんな議論が起きたように、モズアスコットにも芝とダートのどちらにより適性があるのか…見解が分かれています。大谷は投手に、アスコットはダートに、それも力のいるパサパサの深い砂に合っていると思いますが、あくまでも私見です。

 遠のく球春。新型コロナウイルスの感染が米国でも拡大する中、MLBの開幕日は流動的です。大谷の二刀流が見られないのなら、代わりにモズに披露してもらいたい。二刀流の切れ味をアップさせるのは“金が成る木”鬱金桜の毛ヅヤが物語る満点の体調。もっとも、黄金色の馬を拝んだところで金運アップは保証しませんが…。

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