【ホープフルS】石川 ブラックホール成長実感「タフでスタミナある」

[ 2019年12月26日 05:30 ]

「インタビュールーム ウマい話あり」

<ホープフルS>ブラックホールの追い切りを終え引き揚げる石川裕紀人騎手(撮影・郡司 修)
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 札幌2歳Sの覇者ブラックホールに騎乗する石川裕紀人(24)が愛馬への熱い思いを語った。

 ――最終追い切りの感触は。

 石川「今日も併せ馬でしっかりやって、動きは良かった。具合がいいし、明らかな変化はないが馬の気持ちが入っている。ここまで本当に順調に来ている」

 ――前走(札幌2歳S1着)を振り返って。

 「例年の同レースの展開がこの馬にマッチするのではと思い、新馬戦のときから札幌2歳Sを見据えていた。後ろから4角は外を回る形になったけどよく伸びたし、非凡な素質を見せてくれた。ゴール前で物見をしていたくらいなので距離は延びてもいいと思う」

 ――成長を感じる点は。

 「追い切りでガツッと動くタイプじゃないので新馬戦は半信半疑だったが、競馬は追い込んで2着。負けはしたが内容は良かった。一度使って追い切りの動きが凄く変わった。フワーッとよく分からないまま走っていたのが、2戦目のときはやることを分かって追い切りでも水準の時計が出るようになった」

 ――この馬の長所は。

 「前走の最終追いが結果的に2、3秒予定より時計が速くなったんだけど、全然へこたれる感じがなかった。小柄だけどかなりタフな馬でスタミナがある。まだ体はそれほどしっかりしていないが、バランスが凄くいい」

 ――初物尽くしの今回、どんなレースプランを立てているか。

 「初めての坂はやってみないと分からないが、前がこたえるような展開ならいい。皆がバテているところをもうひと伸びしてくれれば」

 ――自身、今年を振り返って来年の目標は。

 「勝ち星の数は全然満足のいくものじゃなかったが、中身は充実していた。一年を通してケガがなかったのも良かった。初めて夏の北海道シリーズに参戦してブラックホールやナムラカメタロー(師走S1着)に出合えた。ディセンバーSではセダブリランテスが1年3カ月ぶりで力の違いを見せてくれたし、来年もそういう馬たちに乗っていられるような騎手でいなければいけないと思う。自厩舎で重賞(スプリングS=エメラルファイト、札幌2歳S=ブラックホール)を獲れたし、最後にG1を勝って締められたらうれしい」

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2019年12月26日のニュース