【セントライト記念】今週も横典!リオン変幻V 松永幹師と同期コンビで菊花賞獲り視界良好

[ 2019年9月17日 05:30 ]

<セントライト記念>レースを制したリオンリオン(左)。2着サトノルークス(右端)、3着ザダル(中央)。以上3頭が菊花賞優先出走権獲得(撮影・村上 大輔)
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 JRAが創立された記念すべき日に東西でベテランが魅せた。菊花賞トライアル「第73回セントライト記念」が16日、中山で行われ、1番人気リオンリオンが3番手から抜け出して重賞2勝目。8日の京成杯AHでトロワゼトワルを大逃げの末にレコードVへと導き、あっと言わせた横山典弘(51)が2週連続重賞Vを決めた。2着サトノルークス、3着ザダルまでが菊花賞(10月20日、京都)の優先出走権を獲得した。 レース結果

 JRA創設から65年。横山典は現役34年目だから、その歴史の半分以上を過ごしてきたことになる。京成杯AHに続く、2週連続重賞V。凄すぎる51歳に報道陣は驚いたが、当の本人は「別に普通です」と表情ひとつ変えなかった。

 さすがと言うしかない騎乗ぶりだ。横山典とのコンビでは逃げて2勝したリオンリオンだが、外からアトミックフォースが行く気を見せると未練なく下げた。道中は3番手のインで息を潜める。直線でスペースをこじ開けると、残り200メートルで先頭に立って力強く押し切った。昭和│平成│令和の3元号にまたがって重賞を制している、ただ一人の男の手綱は、まさに変幻自在だった。

 「今日は久しぶりに抑えられて、いい感じで走ってくれた。この後は3000メートルになるので僕の体力をつくるのにちょうど良かったかな」と笑わせた。「コンディションが良かったし、秋初戦としては言うことなし。雨が降って馬場もちょうど良かったかもね。菊花賞の先もある馬。まだヨタヨタしたところもある。良くなってほしいところがあるので、あまりおかしな競馬はしたくなかった」。あくまで馬優先。ベテランらしい言葉で馬への期待を語った。

 冷静な横山典とは対照的に笑顔がはじけたのが松永幹師だ。「スタートを出たから行くかと思ったがジョッキーの判断でいい競馬をしてくれた。何しろ、うまく乗ってくれた」。騎手時代の同期を絶賛した。「12キロ増は成長分。ジョッキーは途中から我慢が利いたと言っていたし、こういう競馬もできるんだと分かった。3000メートルも持ってもらいたい」。大一番への手応えも口にした。

 本来ならダービーでかなうはずだった同期コンビでのクラシック挑戦。横山典の騎乗停止により実現しなかったがラスト1冠・菊花賞こそ“同期の桜”の晴れ舞台。「今度は相手も強くなるが、ダービーの時のように騎乗停止にならないようにしたいね」。リップサービスも自在な名手。真っすぐに頂上だけを見据えている。

 ◆リオンリオン 父ルーラーシップ 母アゲヒバリ(母の父クロフネ)牡3歳 栗東・松永幹厩舎所属 馬主・寺田千代乃氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績10戦4勝 総獲得賞金1億3748万4000円。

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