【ローズS】ウィクトーリア　夏越して成長「ドッシリした感じある」

　【東西ドキュメント・栗東＝10日】今週も猛暑が続く。自転車をこいでいるだけでTシャツは汗でビチャビチャ。いつになれば涼しくなるのやら…と秋到来を願いつつ、田村は出張馬がいる厩舎に向かった。ターゲットはローズSに出走予定で、栗東に滞在している関東馬ウィクトーリアだ。

　たどり着くと小島師が「暑いですね。中へ入りますか」と冷房の効いている部屋に招き入れてくれた。涼しい…。快適さもあって師の言葉が頭の中にスラスラと入る。春はフローラS1着→オークス4着と実績十分。「ドッシリした感じがあって、今までの休み明けと比べればいい」と、ひと夏を越しての成長も強調する。

　「兄アストラエンブレムは輸送で10キロぐらい減っていたけど、こっちは思ったより体も減らないし、カイバも食べる。栗東が好きなのかもしれないね」

　母ブラックエンブレムは08年秋華賞を勝利。母子2代制覇に向け前哨戦を好結果で発進できるか注目したい。