【北九州記念】さすが夏女!プリンセスV、鮮やか差し切り

[ 2019年8月19日 05:30 ]

北九州記念を制したダイメイプリンセス=手前(撮影・中村達也)
Photo By スポニチ

 小倉メインの「第54回北九州記念」は18日行われ、9番人気のダイメイプリンセスが差し切り、重賞2勝目を飾った。

 夏女が1年ぶりの小倉で華麗に差し切った。ダイメイプリンセスは、コンビ復活の秋山を背に後方待機。前半3Fが32秒7のハイペースで流れる中、ゴール前で3歳の新星ディアンドルをねじ伏せた。1月のシルクロードS(6着)以来のコンビで勝利に導いた秋山は、小倉平地重賞完全制覇を達成。「返し馬の時から“具合はいいな”と。久しぶりに乗せていただいて感謝していますし、“何とかしたい”と思っていました」と満足げに振り返った。

 これで鞍上とのコンビ成績は【5・2・0・4】。森田師は「オーナーからのオファーもあったからね。3コーナーでマクっていったので“もしかしたら”と思って見ていた」と好騎乗を称える。夏の牝馬らしく、昨夏もアイビスSD・1着→北九州記念2着とサマーシリーズで好走。「冬場はガレていたけど、だいぶ筋肉も戻ってきていたから」と復調を感じ取っていた。

 昨年のサマースプリントシリーズは2位だったが、この勝利でリベンジの可能性も出てきた。もちろん、秋のG1スプリンターズS(9月29日、中山)が目標だが、指揮官は「シリーズも狙いたい。セントウルS(9月8日、阪神)に使うかはオーナーと相談したい」と語った。勢いに乗ったプリンセスが、今年こそ夏の女王に輝いてみせる。

 ◆ダイメイプリンセス 父キングヘイロー 母ダイメイダーク(母の父ダンスインザダーク) 牝6歳 栗東・森田厩舎所属 馬主・宮本孝一氏 生産者・北海道日高町の横井哲氏 戦績29戦7勝 総獲得賞金1億9873万5000円。

続きを表示

この記事のフォト

2019年8月19日のニュース