【大井・JDD】クリソベリル、JDD初兄弟制覇!無傷4連勝で世代最強を誇示

[ 2019年7月11日 05:30 ]

レースを制したクリソベリル(左)(撮影・沢田 明徳)
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 3歳ダート王決定戦「第21回ジャパンダートダービー」が10日、大井競馬場で行われた。断然の1番人気クリソベリルが兵庫CSに続く重賞2勝目を挙げ、兄・クリソライトと史上初の兄弟制覇を達成。無傷4連勝で世代最強の力を示した。好位デルマルーヴルが2着、地方馬のミューチャリーが3着に食い込んだ。

 血に約束された勝利だった。父ゴールドアリュール、全兄クリソライトがかつて制したジャパンダートダービー。3連勝で駒を進めたクリソベリルの単勝オッズは1・2倍と絶大な支持。レース後、安堵(あんど)の表情を浮かべていたのが音無師だ。「プレッシャーが凄かったけど無事に勝ててホッとしている。ジョッキーがうまく乗ってくれた」

 前走・兵庫CSで初めて好位からの競馬をしたこともあり、この日は行きっぷり抜群。それでも鞍上・川田が巧みになだめ中団前めで運んだ。勝負どころではマークしたデルマルーヴルを追って外を進出。ルーヴルをかわすと一気に伸びて後続は3馬身突き放した。川田は「並びにいった時に少し時間がかかった。もっと大人の体になって、そこら辺が解消してくれば、一番強い馬を争えるような馬になってくれると思う」とさらなる成長に期待していた。

 兄のクリソライトはその後、地方と海外を含めて重賞を5勝。その全兄以来のJDD制覇となった師は「性格、馬っぷり、立ち姿、競馬と全て違う。(クリソライトは)もまれ弱かったがこちらはそんなことがなく競馬がしやすい」と比較。行きたがりながらも我慢を利かした今日の内容についても「こういう競馬もあるんだぞと教える段階。いいレースになりました」と収穫ありの様子だった。

 馬主のキャロットファーム・秋田博章取締役は「次走はこれから考える。世界を目指せると思った器。将来的な可能性はゼロではない」と大きな野望もにじませる。父、兄に負けないスケール感に夢はどこまでも広がる。

 ◆クリソベリル 父ゴールドアリュール 母クリソプレーズ(母の父エルコンドルパサー)牡3歳 栗東・音無秀孝厩舎 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績4戦4勝(南関東1戦1勝) 総獲得賞金8920万円。

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