【日本ダービー1週前追い】ヴェロックス 逆転1冠へ加速11秒2

[ 2019年5月17日 05:30 ]

CWで猛時計をマークしたヴェロックス=右(撮影・亀井 直樹)
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 ダービー(26日、東京)の1週前追い切りが行われた。皐月賞2着からの反撃に燃えるヴェロックス(牡=中内田)がCWコースで6F78秒7の猛時計をマークした。川田を背にジェシー(4歳1600万)を2馬身追いかけてスタート。直線は内に入り、しっかり追われるとラスト1F11秒2の末脚で4馬身突き放した。

 猿橋助手は「騎手を乗せてビシッといった。前走後は在厩して調整しているが、反動もなく思いのほかケロッとしていた。体に余裕もあって、これだけ負荷を掛けられるのもいい」と順調ぶりをアピールした。

 逆転に向け、中間は攻め量を増やしている。6F78秒7は、15日に同じCWコースで追い切った皐月賞馬サートゥルナーリアの6F87秒0より断然速い。「馬はパワーアップしている。乗り込んで心肺機能もアップしてくれたら」と同助手は成長に期待を寄せた。

 皐月賞では直線でサートゥルナーリアに寄られ、接触しながらも最後は盛り返して頭差の2着。「タフなレースになったが最後はよく来ていたと思う」と同助手は感嘆する。左回りは東スポ杯2歳S(4着)以来となるが、調教が左回りになる日曜(12日)にCWコースで時計を出しており、対策は万全だ。舞台については「ダービーの場合は1コーナーが鍵。(ハミを)かんだりするとロスのある競馬になるが、出していっても待てるようなイメージで考えている」と不安はない。「距離は持つと思うし長く脚を使えるので舞台は悪くない」。世代の頂点を決める大一番でリベンジを狙う。

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2019年5月17日のニュース