【皐月賞】サートゥルナーリア14年ぶり無敗で制覇 ルメールがクラシック完全制覇!

[ 2019年4月14日 15:49 ]

<11R 皐月賞>ゴール前、(奥から)ダノンキングリー、ヴェロックスとの競り合いを制して1着でゴールするサートゥルナーリア(撮影・沢田 明徳)
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 牡馬クラシック3冠ロード第1弾「第79回皐月賞」(G1、芝2000メートル)が14日、中山競馬11Rで行われ、ルメール騎手騎乗の1番人気サートゥルナーリア(牡3=角居厩舎)がディープインパクト以来14年ぶりに無敗の皐月賞馬(17頭目)となった。ルメール騎手は史上9人目のクラシック完全制覇。2着は4番人気のヴェロックス、3着に3番人気のダノンキングリーが入った。

 レース序盤はランスオブプラーナ、ダディーズマインドが先行。サートゥルナーリアは好位につけ、9番手付近から4コーナーへ。直線で一気に加速した。ゴール前は混戦となり、1着サートゥルナーリア、2着ヴェロックス、3着ダノンキングリーの順で入線。入線後に審議となったが、着順は変わらずサートゥルナーリアが優勝した。

 勝ったサートゥルナーリアは、父ロードカナロア、母シーザリオの血統。デビュー戦から年末のG1・ホープフルSまでの3戦をすべて1番人気で制し2歳を締めくくった。3カ月半ぶり「ぶっつけ」での実戦もものともせず真っ先にゴール板を駆け抜けた。前走との間隔、106日はこれまでの最長。年明け初戦での同レース制覇は史上初。また母シーザリオはオークス(05年)、兄エピファネイアは菊花賞(13年)を優勝しており「母子&兄弟」でのクラシック制覇となった。

 鞍上のルメールは中央G1通算24勝目で今年は先週の桜花賞(グランアレグリア)に続き2勝目。管理する角居師は中央G1通算25勝目で今年は初勝利。

 3歳牡馬3冠は同レースに加え、日本ダービー(5月26日、G1東京芝2400メートル)、菊花賞(10月20日、G1京都芝3000メートル)の3競走。これまでに牡馬3冠を達成したのはセントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴルの7頭のみ。サートゥルナーリアが1冠目を制し、史上8頭目となる偉業への挑戦権を得た。

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2019年4月14日のニュース