【大阪杯】皐月賞馬アルアインが2年ぶり復活V!北村友は悲願のG1初制覇

[ 2019年3月31日 15:40 ]

<阪神11R・大阪杯>直線で抜け出し、大阪杯を制したアルアイン(左手前) (撮影・平嶋 理子)  
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 G1馬8頭が集結した春の中距離王決定戦「第63回大阪杯」(G1、芝2000メートル)が31日、阪神競馬場11Rで行われ、北村友一騎手騎乗の9番人気アルアイン(牡5=池江)が優勝。17年4月の皐月賞以来約2年ぶりの勝利で2つ目のG1タイトルを手にした。

 3番手から競馬を進めたアルアイン。直線では内を突いて、早めに先頭に抜け出した。最後は追い込む各馬をわずかに抑えきった。首差の2着は2番人気キセキ、さらに首差の3着には4番人気ワグネリアンが入った。勝ちタイムは2分1秒0。

 勝ったアルアインは父ディープインパクト、母ドバイマジェスティという血統。17年4月に皐月賞を9番人気の低評価を覆し快勝。その後は10戦白星から遠ざかっていたが、得意の2000メートル戦で2年ぶりの勝利をつかんだ。通算戦績は16戦5勝。G1は2勝目。

 鞍上の北村友はデビュー14年目にしてうれしい中央G1初勝利。G1は46度目の挑戦だった。管理する池江師は中央G1通算20勝目で今年は初勝利。

 皐月賞馬2頭、ダービー馬2頭、菊花賞馬1頭を含むG1馬8頭が一堂に会したハイレベルな一戦。昨年の年度代表馬アーモンドアイ、前年覇者のスワーヴリチャードらが海外遠征したことで混迷を極めたが、2年前の皐月賞を制したアルアインが中距離王者の座に輝いた。

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2019年3月31日のニュース