【大阪杯】9番人気アルアインが波乱V!北村友は声震わせ歓喜「ここで勝つのか…と」

[ 2019年3月31日 16:00 ]

<阪神11R・大阪杯>G1初制覇し、鞍上でガッツポーズする北村友(上)  (撮影・平嶋 理子)  
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 G1馬8頭が集結した春の中距離王決定戦「第63回大阪杯」(G1、芝2000メートル)が31日、阪神競馬場11Rで行われ、北村友一騎手騎乗の9番人気アルアイン(牡5=池江)が優勝。17年4月の皐月賞以来約2年ぶりの勝利で2つ目のG1タイトルを手にした。鞍上の北村友はデビュー14年目にしてうれしい中央G1初勝利。G1は46度目の挑戦だった。

 「本当に良かったなとしか…。他は何も思い浮かばないです」。勝利騎手インタビューで声を震わせた北村友にとって、デビューからのG1騎乗は数えて46度目。前週の高松宮記念では1番人気のダノンスマッシュに騎乗し4着に敗れていた。

 この日のパートナーは2年前の皐月賞馬。9番人気の低評価を覆し、「ここで勝つのかという感じ…。本当に勝ててよかったです」と本人も驚きの表情。同じく9番人気で快勝した皐月賞と同じ先行策で悩めるG1馬を勝利に導いた。「理想的な展開。行きっぷりも良かったですし、追ってからも反応してくれた。何とかしのいでくれと祈って追っていました。本当にうれしい」と喜んだ。

 最後には「いろいろなことがありますけど、これからも自分らしく次のステップに向けて努力していきたい。アルアインもこれを機に、またいいところでいいレースをしてほしい。一緒に頑張ります」とさらなる飛躍を誓った。

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