【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】10日阪神11R 休養で成長したアウィルアウェイが桜花賞へ好発進

[ 2019年3月10日 08:00 ]

 土曜はメインで中山牝馬Sが行われた中山競馬場だが、記者室が最も盛り上がった“メインイベント”は阪神スプリングジャンプだった。道中は周囲を包まれる感じで進んだ絶対王者オジュウチョウサンだが、早めに好位外の絶好位をキープし、最終障害で少しバランスを崩したものの危なげなく先頭でゴール。久々の障害戦出走でも、その非凡な性能は全くさびついていなかった。次走は天皇賞・春の想定次第だが、中山グランドジャンプとどちらに出走しても、相当な盛り上がりとなるのは確実だ。

 本日の当欄では、紙面で予想の根拠を掲載していない阪神11Rの桜花賞TR・フィリーズレビューを取り上げたい。◎はアウィルアウェイ。2歳時は新馬→ダリア賞を連勝し、3戦目で初黒星を喫した京王杯2歳Sも鼻差の惜敗。捻挫で暮れの阪神JFは回避したが、世代トップクラスの資質を示したのは間違いない。ケガを癒やしたあとは順調に乗り込まれ、栗東坂路での最終追いでは迫力満点の走りで好時計(4F51秒0)をマーク。じっくり休んだことが、むしろ吉と出て大幅に成長した感がある。無敗や圧巻の勝ちっぷりで“大物”と思わせるライバルが不在のここなら、主役の座は譲れない。前日発売では1番人気ながら、単勝オッズは3・6倍。配当的な妙味も十分にある。

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2019年3月10日のニュース