菜七子、自身最大6馬身差圧勝 減量新ルールで2週連続の勝利

[ 2019年3月10日 05:30 ]

春の中京競馬開幕を飾った藤田菜七子とヒイナヅキ
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 藤田菜七子(21)が中京開催のオープニングレースで、自身最大着差Vとなる6馬身差をつける圧勝を飾った。9日の中京1Rで2番人気ヒイナヅキ(牝3=林)に騎乗し、鮮やかな逃げ切り勝利。今月から導入されたJRAの女性騎手減量新ルール下で2週連続Vを決めた。

 「芝スタートでも凄くスムーズにポンと出てくれた。道中の手応えも楽で、最後までしっかりと脚を使ってくれました」

 1枠2番から好発を決めると一気にハナへ。最後は1番人気のテイエムメロディーを楽々と振り切り、6馬身差ちぎった。「“勝ったかな”と思った瞬間に、後ろから差された時が一番悔しい負け方」と話す菜七子だが、この日ばかりは直線でも後続の蹄音は聞こえず、まさに“独り旅”だった。

 同馬を管理する林師は、次週のスプリングS(17日、中山)でも菜七子にキュアンへの騎乗依頼をしている。同レースの上位3頭には皐月賞(4月14日、中山)への優先出走権が与えられる大一番。同師は「別に3キロ減(▲)というわけではなく、今日は藤田騎手の素晴らしい騎乗のおかげで勝てた。スタートセンスもいいし、ペース配分も絶妙。キュアンでも前々で粘り込むような競馬をしてほしい」と期待を寄せた。

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2019年3月10日のニュース