作者・古内さん きっかけは「アメトーーク!」 テレビ番組から女性騎手に興味

[ 2019年2月6日 05:30 ]

作・古内一絵さん 女性騎手ダートG1挑戦小説2部作

風の向こうへ駆け抜けろ、蒼のファンファーレの作者・古内一絵さん(撮影・中恵美子)
Photo By スポニチ

 古内さんが本書を執筆したきっかけは人気テレビ番組「アメトーーク!」(テレビ朝日系列)の「競馬大好き芸人」の回を見たことだという。元々乗馬はしていたが競馬には全く興味はなかった。しかし番組内で「函館記念しか勝てないエリモハリアーという馬がいる」という話を聞き、競馬は無理やりに馬を走らせているのではなく、個性に合わせてレースを使っていることを知り、競馬に興味を抱いた。続いて「女性騎手っているのかな?」と疑問が湧き、地方には数人いると知る。「なぜ、せっかく女性騎手がいるのに、あまり知られていないんだろう」。そう思って調べ始め、ついに執筆へと至った。

 ◆古内 一絵(ふるうち・かずえ)1966年(昭41)8月19日生まれ、東京都出身の52歳。日大芸術学部映画学科卒業後、映画会社に入社。退社後、中国語翻訳者として活躍。10年に第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、11年「快晴フライング」で小説家デビュー。最新作は昨年11月発行「さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい」(中央公論新社)。

続きを表示

2019年2月6日のニュース