菜七子 G1挑戦“予言”小説夢中で読破「前よりずっと前向きに」

[ 2019年2月6日 05:30 ]

女性騎手ダートG1挑戦小説2部作

藤田菜七子
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 今年も腰を据えて小倉に滞在する菜七子。4日に現地入り。5日朝は競馬場で数頭にまたがった。

 「風の向こうへ駆け抜けろ」「蒼のファンファーレ」とも菜七子は夢中になって読破した。“帯”に推薦文まで寄せたほどファンとなった。「面白くて一気に読みました。面白いので(競馬を知らない人にも)ぜひ、お薦めしたい一冊です」と語る。

 「風の向こうへ駆け抜けろ」には後書きも寄せている。

 「――ああ、どうしてこんなに騎手の気持ちが分かるのだろう?」

 「小説の中では“馬を信じる”ということが大きなテーマ。私はまだ下手くそだけど、それでも“自分の乗っている馬が一番強い。この馬と勝ちたい”という強い気持ちを意識して持つようになりました」

 「読み終わったとき、前よりずっと前向きになっている自分がいました。瑞穂がこれだけ頑張っているのだから、私だって、まだまだ頑張れるはず、と」

 菜七子が本から受けた興奮、感動が手に取るように分かる。

 関係者によれば、女性騎手減量新ルールがスタート(3月2日〜)する、今小倉開催の最終週には、3キロ減となる菜七子への騎乗依頼がすでに殺到しており、“菜七子争奪戦”が始まっているという。競馬人生の大きな転機となりそうな小倉滞在、そして運命のフェブラリーSへ。瑞穂に励まされながら菜七子は次々と大一番に挑んでいく。

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2019年2月6日のニュース