2018・ヤングジョッキーズシリーズ 川崎・桜井光輔が総合優勝

[ 2018年12月28日 15:37 ]

桜井光輔
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 中央・地方の若手ジョッキーが腕を競い合う2018ヤングジョッキーズシリーズ(YJS)ファイナルラウンド中山が28日、中山競馬場で行われた。前日の大井2鞍と、この日2鞍の計4鞍の着順点で争われ56ポイントを獲得した川崎・桜井光輔(19)が総合優勝。2位は49ポイントのJRA・荻野極(21)、3位は44ポイントの高知・松木大地(23)。昨年の船橋・臼井に続き2年連続地方ジョッキーの優勝となった。

 予選敗退でファイナルラウンドに進めなかった昨年の雪辱を果たした桜井だが、最初は優勝の実感がわかないといった表情だった。この日の中山ではスポット騎乗も含めて15、8、9着。「中山はすごく乗りやすくて刺激になった。できればもうちょっと結果を出して優勝したかった」と、初参戦のJRAで思うように成績を挙げられなかったことを反省。だが、次の瞬間には若手らしく素直に喜びを言葉にした。「JRA初勝利もしたかったが、予選からいい流れで積もり積もったもので優勝できた。川崎を代表して優勝できてうれしい」と頬を緩ませた。

 桜井は現在、地方通算47勝で南関の減量騎手特典がなくなる50勝まであと3勝。来年の3月末までに50勝を達成すればYJSにはもう出場できない。優勝という大きなタイトルを手に来年の飛躍へ。「優勝騎手として、これからも南関でも頑張りたい」と胸を張った。

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2018年12月28日のニュース