【東京大賞典】(6)エイコーン伸び盛り 3連勝中3歳が下克上だ

[ 2018年12月28日 05:30 ]

まさに今が伸び盛りのエイコーン
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 18年最後のG1「第64回東京大賞典」が29日、大井競馬場で行われる。自己条件3連勝の3歳上がり馬エイコーンは重賞初出走がG1。心身充実の新鋭が砂の猛者たちに挑む。同レースは28日、南関東地区などで前日売り。レース当日は全国各地の場外やJRA即PATでも発売される。

 この秋のG1は3歳の好走が目立つ。ステルヴィオがマイルCS、アーモンドアイがジャパンC、ルヴァンスレーヴがチャンピオンズC、ブラストワンピースが有馬記念と4頭が古馬相手にG1奪取。東京大賞典は栗東から3歳2頭が遠征する。重賞戦線で活躍しているオメガパフュームだけでなく、楽しみなのがエイコーンだ。休み明けで500万を制すと、準オープンの花園Sまで3連勝。あっという間に条件クラスを卒業した。

 高島助手は「夏まではジリっぽさがあったが、それが解消して自分から動いていけるようになった。使い減りしなくなったのも大きい。余力十分に勝ち上がってきた」と馬自身の成長を強調した。吉田厩舎と言えば10年の東京大賞典に500万を勝ったばかりの3歳ゴルトブリッツを起用。いきなりのG1挑戦で7着とさすがに壁は厚かったが、そこから出世ロードを歩み、12年の帝王賞でG1初制覇を飾った。

 「ゴルトブリッツの東京大賞典は勝ったスマートファルコンに2秒4差をつけられた。でも、あれがいい経験になって翌年以降に生きた。今のエイコーンも胸を借りる立場ではあるが状態はいいし、どこまでやれるか楽しみ」と同助手。まさに今が伸び盛り。栗東CWコースでの追い切りは先週、今週としっかり負荷をかけた。出来は万全。連勝の勢いに乗って強敵にぶつかっていく。

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2018年12月28日のニュース