【ホープフルS】サートゥルナーリアが無傷で2歳王者!偉大な母、兄たちに続くG1初制覇

[ 2018年12月28日 15:30 ]

<第35回ホープフルステークス>レースを制したサートゥルナーリア(左)=撮影・郡司 修
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 来年のクラシックを占う2歳王者決定戦「第35回ホープフルS」(G1、芝2000メートル)が28日、中山競馬11Rで行われ、M・デムーロ騎手騎乗の圧倒的1番人気サートゥルナーリア(牡2=中竹厩舎)が優勝。G1初勝利を挙げた。

 2番手から競馬を進めたサートゥルナーリア。直線手前で一旦ポジションを下げたが、最後は馬群をこじ開けて一気に抜け出して圧勝した。1馬身半差の2着に2番人気アドマイヤジャスタ、さらに3/4馬身差の3着には3番人気ニシノデイジーが入った。勝ちタイムは2分1秒6(良)。

 勝ったサートゥルナーリアは父ロードカナロア、母は日米オークス馬のシーザリオという血統。デビューから無傷の3連勝でG1タイトルを手にした。半兄のエピファネイア(ジャパンC、菊花賞)、リオンディーズ(朝日杯FS)に続き、3兄弟G1制覇となった。通算戦績は3戦3勝。

 鞍上のM・デムーロは中央G1通算28勝目で今年4勝目。管理する中竹師は09年NHKマイルC(ジョーカプチーノ)以来の中央G1通算2勝目。

 昨年からこのレースがG1に昇格し、JRAの2歳G1が3レースに増設された。朝日杯FSを勝ったアドマイヤマーズに続いて、2歳牡馬に2頭目のG1馬が誕生し、JRA賞「最優秀2歳牡馬」の行方が注目される。

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2018年12月28日のニュース