【チャンピオンズC】“筋肉は裏切らない”房野助手も鍛え抜く

[ 2018年11月29日 05:30 ]

福永が騎乗し、坂路で追い切られたケイティブレイブ
Photo By 提供写真

 【隠れ話 こぼれ話】ケイティブレイブと房野助手の合言葉。それは「筋肉は裏切らない」だ!ともに厩舎の定年解散に伴い新天地で出合った人馬は日々、肉体強化に励む。房野助手はケイティの前傾になりがちだった走りを、胸を起こして走れるようにトモ(後肢)と体幹を鍛えることから始めた。

 ただ、そう簡単に人間が馬の走りを変えられるものではない。ときには1馬力に力で対抗しなければならない。そのため房野助手は自身をも徹底的に鍛えている。「馬を鍛えるためには人間にもそれだけの力がないといけないと思う。だから自分もケイティと同じで体幹をしっかり使えるようにならなきゃいけない」。バッキバキに割れた腹筋と、背中を押し上げる背筋、こんもり盛り上がった上腕二頭筋が努力を物語っていた。

 かつて福島厩舎でナムラクレセントを担当した房野助手。菊花賞、天皇賞・春でともに3着だった愛馬に「G1を勝たせてあげられなかった」と悔やむ。「でも、そういう経験をケイティに生かせていると思う」。人馬とも筋肉モリモリ。鍛え抜いた体でダート界の頂点を目指す。

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2018年11月29日のニュース