【川崎・ロジータ記念】クロスウィンド、豪快差し切りV

[ 2018年11月29日 05:30 ]

ロジータ記念を完勝したクロスウィンド
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 牝馬重賞「第29回ロジータ記念」(S1)が28日、川崎競馬場で行われた。4番人気のクロスウィンドが直線3番手から差し切り3つ目の重賞制覇。「第64回クイーン賞」(12月12日、船橋)と「第12回東京シンデレラマイル」(同30日、大井)の優先出走権を手に入れた。

 追えばどこまでも伸びる末脚、それを信じて最後まで追いだしを我慢した矢野の好騎乗だった。「前の2頭が楽そうだった」と話したが、その2頭に差を詰めていったのは3コーナー。一瞬手応えが悪そうに見えるほど手綱を動かしたが鞍上には自信があった。直線でクレイジーアクセル、ゴールドパテックの外に馬体を併せるともうひと伸び。2馬身突き抜けてのVゴールだ。「乗り役がしっかり追ってくれたし、それが勝利につながった。馬も一戦ごとに力をつけているし今後が楽しみ」と佐藤裕師。転厩3戦目の南関東重賞勝利に目を細めた。次走は「馬の様子を見ながら」としたが、また楽しみな1頭が牝馬路線に加わった。

 ◆クロスウィンド 父ヴァーミリアン 母プリンシプルレディ(母の父アグネスデジタル) 牝3歳 船橋・佐藤裕太厩舎 馬主・泉俊二氏 生産者・北海道浦河町の大北牧場 戦績18戦6勝(南関東6戦2勝) 総獲得賞金3710万8000円。

 ▼2着クレイジーアクセル(御神本)流れも良かったしレースは理想的だったが、結果が出なかったのだけが残念。

 ▼3着ゴールドパテック(山崎誠)前に壁をつくってレースがしたかった。大外枠が全て。

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2018年11月29日のニュース