【エリザベス女王杯】ルメール、無心でG1・5週連続Vへ

[ 2018年11月8日 05:30 ]

G1・4週連続V&年間7勝を達成したC・ルメール
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 「インタビュールーム ウマい話あり」は先週JRA新記録となるG1・4週連続V&年間7勝を達成したクリストフ・ルメール(39)を直撃。ノームコアとのコンビで記録更新を狙う絶好調ジョッキーの胸の内を聞いた。

 ――ノームコアとは前走・紫苑Sで初コンビ。3馬身差の圧勝だった。

 「強かったね。それまでのレースぶりも見ていたが春より強くなった印象を受けた」

 ――具体的には。

 「春は先行してワンペースで走る印象だった。でも前走は馬の後ろにつけて、リラックスして走れていた。道中は非常に乗りやすかった。直線では凄くいい脚を使った。瞬発力はもちろん、パワーも感じた」

 ――今回は舞台が中山から京都へ。距離も2200メートルへと延びる。

 「ハービンジャー産駒だし距離が延びることについては全く心配していない。前走は2000メートルだったが直線の手応えにはまだ余裕が残っていたし、ゴールを過ぎても全然止まらなかったくらい。前走の末脚なら、むしろ中山より京都の外回りの方がプラスかもしれない」

 ――ノームコアは3歳馬。今回は初めて古馬と対戦することになる。

 「3歳馬が年長馬に勝つのは大変。今回も昨年勝っているモズカッチャン、G1で何度も好勝負しているリスグラシューがいる。簡単な相手ではない。ただ、ジェンティルドンナやブエナビスタのような存在ではない。力を出し切れば通用するはず」

 ――ジョッキーもこの秋は絶好調。先週はグレイスフルリープでJBCスプリントを制した。

 「グレイスフルの橋口先生(慎介師)は、JRAで初めて大きなレースを勝ったそうだね。喜んでもらえて良かった。お父さん(弘次郎元調教師)にはハーツクライなどで、とてもお世話になったから。その息子さんの馬で勝てたのは僕にとってもうれしいこと。ただ、それだけ僕も年を取ったということだね(笑い)」

 ――ジョッキー自身も4週連続G1制覇の新記録を達成した。

 「心身共に充実して、いい気持ちだね。フリーマインド(邪念のない状態)で乗れている。だから、レースもスムーズに運ぶことができる。凄くいいリズムで回っている」

 ――今週勝てば5週連続V。自信は。

 「アーモンドアイを筆頭に3歳のレベルは高いと思う。ノームコアもかなりの能力を秘めているのは間違いないし、どこまで強くなるのか把握できていない。それくらい先が楽しみな馬。今回はあくまで挑戦者の立場。僕はノープレッシャーで乗るだけ。アーモンドアイもいないし、チャンスは十分あると思います」

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2018年11月8日のニュース