【日経新春杯】ヴァンドール、軽快12秒3 距離延長に期待

[ 2018年1月12日 05:30 ]

単走馬なりでCWコースを駆け抜けるロードヴァンドール
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 「第65回日経新春杯」の木曜追いが栗東トレセンで行われた。風が一層強くなった午前10時前。角馬場で入念に体をほぐしたロードヴァンドールがCWコースに現れた。強風などお構いなしに、軽快な脚さばきでペースを上げていく。直線は外に進路を取り、馬なりで6F82秒6〜1F12秒3。見守った昆師は満足げに口を開いた。「凍っていた部分が解け出したのか、朝一より馬場は重くなっていた。それでも上がりは速かったし、そんなにやる予定もなかったから。昨年の金鯱賞(2着)ぐらいにはできている」

 昨年はG1以外の重賞は4、2、6、3着と崩れなかった。初タイトルは手の届くところまできている。横山典との初コンビで挑んだ前走の中日新聞杯(3着)も逃げて見せ場十分。そのレース直後、名手からの助言があったという。指揮官は「ノリちゃんが“3000メートルでも使おうか”と言っていたんだ」と明かす。昆師は「いきなり3000メートルは冒険すぎるけど、距離を延ばした方が面白いなという競馬をしているので」と距離延長に期待を寄せた。

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2018年1月12日のニュース