【菊花賞】スタミナ勝負で“ヴンシュ砲”サク裂だ!

[ 2017年10月20日 05:30 ]

 【G1ドキュメント=19日】小林はボートレース担当の頃、年間120日は出張でホテル暮らし。寝床が替わるとなかなか寝つけない。そんな理由からどの出張先にも“定宿”があった。関東馬マイネルヴンシュは日曜日から栗東滞在。いつもと違う環境で大丈夫?と心配して出張馬房を訪ねた。担当の渡辺助手は笑顔で返してくれた。

 「日、月、火曜日とうるさかったしイライラもしてたけど、それでガス抜きができた感じ。水曜日の運動でもいつも通りだったし、順応してきたと思います」

 この日は運動のみ。「いつもの調整。追い切った後も変わってません」と話す。前走は2500メートル戦で勝ち上がり、出走にこぎ着けた。ステイゴールド産駒は11年オルフェーヴル、12年ゴールドシップがV。昨年もレインボーラインが2着と相性もいい。

 「乗ってくれた丹内君も(柴田)大知君もまだスタミナはありますと言ってくれた。“2500メートルを走った後でも余力がある”と言ってくれたし、距離も持つと思います」

 愛馬の性格を「普段はやんちゃですね。我が強くって…。その分、伸びしろもあるかなと思うので、楽しみですね」と話す。確実に手順を踏み、落ち着いて本番を迎えられれば一発の期待は十分。「他の馬が来ると一生懸命になる」。実績のあるライバル馬に気後れすることはない。前走はやや重でVと道悪も心配ない。スタミナ勝負はお任せあれ。乱菊舞台に“ヴンシュ砲”がサク烈する。

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2017年10月20日のニュース