マルヒロナッツオー 2歳重賞戦線へ手応え「体つき変わってきた」

[ 2016年9月30日 05:30 ]

船橋今開催の2歳特別で3連勝を飾ったマルヒロナッツオー

 【地方競馬です!!】いよいよ、10月5日の川崎・鎌倉記念から南関の2歳重賞が始まる。今開催の船橋でも27日、平和賞トライアル「ポートサイドスター特別」が行われ、1番人気に推されたマルヒロナッツオー(牡=船橋・林正人、父パイロ)が快勝。連勝を3へと伸ばし、平和賞切符を手にした。

 1000メートルの新馬戦こそ頭差2着に敗れた同馬だが、勝ち馬ゴーフューチャーもデビューから2連勝で鎌倉記念を予定しており、レベルの高い一戦だった。2戦目以降は「走り、血統的にも距離が延びた方がいい」という林師の言葉通り1200、1500、1600メートルと距離を延ばしながら連勝。有力2歳馬の一角として台頭してきた。

 芦毛だが黒鹿毛のような毛色(若駒の頃はよくある)。使われながら順調に成長している。「付くべき所に筋肉が付いて体つきが変わってきた。カイバ食いや脚元に何の心配もないのもいい」と師。骨折療養中の主戦・左海騎手に代わって鞍上を務める山口騎手も「前走は引っ掛かったが、調教時に使っている水勒(すいろく)ハミに替えた今回は折り合いもついて収穫があった」と4戦目にして一番の手応えを得ていた。

 4年前の平和賞を制した僚馬・インサイドザパークはその後、東京ダービーを制した。ナッツオーが、たどる道がどこへ続くのか注目だ。(秋田 麻由子)

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2016年9月30日のニュース