【凱旋門賞】V再有力の英ポストポンド陣営、マカヒキは「怖い存在」

[ 2016年9月30日 05:30 ]

<凱旋門賞>自信に満ちあふれたポストポンドとヴェリアン師

 怖いのは日本ダービー馬だ!JRAが初めて海外競馬の馬券を発売する仏G1「第95回凱旋門賞」(10月2日)の出走馬16頭が29日、確定した。ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、重賞6連勝中の最有力候補ポストポンド(牡5=英国)を送り出すロジャー・ヴェリアン調教師(37)を直撃。同氏は日本から挑むマカヒキをライバルに指名。枠順は30日に決まり、馬券はネット投票(即PAT、A―PAT会員)限定で当日午前10時から発売される。

 ――ポストポンドの前走(インターナショナルS1着)は呼吸器系の疾患明けでの競馬でした。

 ヴェリアン師 ウイルスにやられてしまい、予定していたキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを回避。インターナショナルSは正直、70~80%の出来という感じでした。

 ――早め先頭から抜け出す強い競馬でした。

 実力が桁違いの馬。だから100%ではない状態でも勝てました。

 ――最後は少し右へモタれましたが。

 抜け出して1頭になったせいで寂しがってしまったようです。いっぱいになったわけではないので心配ありません。

 ――前走の後、中間の調教は?

 ニューマーケットのウォーレンヒル(坂路)を週何回か2本、上がっています。状態はどんどん良くなっている感じです。

 ――シャンティイは初めてになります。

 初めてのコースでも次々と勝ってきました。今年もドバイ、エプソム、ヨークと異なるコースで優勝しています。コース替わりは問題ないでしょう。

 ――過去に敗れたレースは全て右回り。

 負けたのは本格化前。右回りのアスコット競馬場でキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを勝っているように、現在は左右の回りは関係ありません。

  ――斤量は59.5キロ。

 若駒との差があるのは博識者の決めたことなので仕方ありません。ポストポンド自身は5歳なので少々の斤量は心配していません。経験が浅くて少し前まで軽い斤量しか背負っていない4歳馬だったら、こたえるかもしれませんが。

 ――セールスポイントは?

 とにかくリラックスしている点。イレ込んだり気負うような態度を取ることもないので、常に力を出し切れます。

 ――日本のマカヒキはどう見ていますか?

 3歳でフレッシュだし、見た目も凄くビューティフルなので怖い存在だと思います。ただ、実績ではまだポストポンドとは大きな開きがあるので、負けないつもりでいます。

 ――ズバリ、勝てると!?

 現段階で勝ち負けに関して分かっているのは神様のみです。ただ、私にとってもこれまでやってきた中でベストの馬なので、それに近い勝負をしてくれることは間違いないと信じています!

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