【皐月賞】有力馬陣営の思惑は…マカヒキ同厩舎ダイオウと2枠隣同士

[ 2016年4月14日 19:14 ]

 第76回皐月賞の枠順が14日、確定した。強力関西の3強は内、中、外枠に分かれて牡馬クラシック1冠目の戦いに挑む。同レース枠順の有利不利は、ほとんどない。05年以降に中山で行われた全10回(11年は東京)を振り返ると、(9)番より内が5勝2着6回、(10)番より外が5勝2着4回。内外が、ほぼイーブン。枠順より流れが重要なレースだ。

 前走弥生賞勝ちで3戦3勝のマカヒキ(友道)は2枠(3)番。同厩舎のアドマイヤダイオウ(2枠(4)番)と隣同士になった。「2頭で会話してもらえればいいかな。楽しみですね」と大江助手。枠には「あまり枠は気にしてないけど、最内とか大外とか極端な枠は嫌だった。後はスタート次第」

 マカヒキと同じディープ産で3戦無敗のサトノダイヤモンド(池江)は6枠(11)番。川合助手は「ペースが速くなれば控えられるし、遅くなれば前につけられる。自在に運べるので、もまれない外寄りはいいですね」と歓迎する。この日は軽い運動で息を整えた。 

 2歳王者のリオンディーズ(角居)は8枠(16)番からスタートする。「偶数だし特に問題はないと思う」と高田助手。休養明けの弥生賞は、しまいの鋭さを欠いて2着。「まだキャリアは浅いが、使うごとに精神的に成長しているので」と折り合いの心配はしていない。

 弥生賞3着から“逆転V”を狙うエアスピネル(笹田)は7枠(15)番。笹田助手は「ここなら内を見ながら運ぶことになりそう」とイメージ。「ハミを替えてコントロールしやすくなると思います。先週CWで追い切ったのが、いい方に出れば」とレベルアップを図った、この中間の調整が実戦に結びつくことを期待していた。

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2016年4月14日のニュース