フジヤマケンザン死ぬ…28歳、老衰 95年香港国際カップV

[ 2016年4月14日 05:30 ]

香港国際カップレースで優勝したフジヤマケンザン(AP)

 95年の香港国際カップなどを制したフジヤマケンザンが13日朝、繋養(けいよう)先の北海道勇払郡安平町の吉田牧場で老衰のため死んだ。28歳だった。

 91年にデビューして、4歳春の中日新聞杯で重賞初制覇。中距離路線で活躍を続け7歳にして香港国際カップを勝ち、日本馬としては36年ぶりとなる海外重賞制覇の偉業を達成。8歳時には金鯱賞を制するなど、息長く走った。引退後は種牡馬となり、05年からは生まれ故郷の吉田牧場で余生を過ごしていた。

 吉田牧場の吉田晴雄代表は「腸や心臓が弱っており、2、3日前からは腹痛もありましたが、最期は苦しまずに逝きました。ファンの多い馬でしたし、(近親の)テンポイントの隣に埋めてあげたい」と悼んだ。

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2016年4月14日のニュース