【天皇賞・春】サウンズオブアース11秒7 内田「シャッと動ける」

[ 2015年4月30日 05:30 ]

 力でねじ伏せるようにゴール前、グイッと伸びた。サウンズオブアースは新コンビ・内田を背にCWコースで併せ馬。6Fのスタート地点でエイシンパライソ(3歳未勝利)を3馬身追走して、その差を徐々に縮めていく。初コンタクトでもリズムを乱すシーンは一切なし。直線は内に進路を取って馬体を併せた追い比べ。6F85秒3~1F11秒7を刻み、1馬身半先着でゴールへ。内田の言葉に好勝負への手応えが表れている。

 「いい感じに伸びてくれた。シャッと動けるね。馬も良くなってきているんだと思う。ゆったりした走りだし、長距離は合っているんだろうね」

 レコード決着になった昨年の菊花賞2着は胸を張れる実績。5カ月ぶりの前走・日経賞は後方2番手から直線、前がふさがりそうになる場面があった。ラスト1Fで外に持ち出してゴール前は目を引く伸び。4着とはいえ、あらためて能力を示す一戦だった。あの敗戦で評価を下げる必要はない。

 藤岡師は「前走はちょっと(追いだしを)待たされた。この中間も順調。菊花賞はあれだけの時計(3分1秒1)で走っているし長距離が合うのは分かっている」と力を込めた。昨秋に逃したG1タイトルを今春こそ。叩き2走目のここが本領発揮の舞台になる。

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2015年4月30日のニュース