【住之江・賞金王シリーズ】金田、SG初戦でまくり1勝!本人も驚き

[ 2013年12月19日 05:30 ]

初日6R快勝の金田が水神祭でプールに投げ込まれる

 SG「第28回賞金王シリーズ」は18日、ボートレース住之江で開幕した。G1賞金女王決定戦から中2日で始まった今大会だが、初日は賞金女王からの転戦組が活躍。中でも、今年の女子王座決定戦の覇者である金田幸子(34=岡山)が、豪快な走りでSG初出場初勝利に成功した。仕上がりも回り足を中心に良好。大舞台の経験値は乏しいが、この舟足と勢いがあれば2日目2、10Rでも上位争いは可能だ。

 今年ブレークした金田が、初めてのSG舞台でも躍動した。初日は6Rに2号艇で登場。2コースから勢いよくスタートすると、一気に伸びてイン平田をまくり切った。「あれっ?これって本番だったよね?展示は終わったよね?って考えながら走っていた」。初戦でいきなり飾った勝利を、すぐには信じられなかったと言う。それでも最初の目標を達成し、表情には満足感が漂う。「まずは初勝利と思っていたので、良かった」と安どした。

 金田は8月にG1女子王座を制し、賞金女王決定戦への初出場も果たした。そして今大会でSG初参戦。着々とステップアップしている。「平田さんよりは少し伸びたが、回り足の方が手応えを感じる」と仕上がりも上々。常に謙虚な金田は「準優なんて大それたことは言えない。一つでも何かを学んで帰れれば」と話すが、成長した今なら大それたことも十分に狙える。2日目2走も軽視は禁物だ。

 初日に躍動した女子は金田だけではない。三浦も初戦の7Rで差し切り勝ちし、最高のスタートを切った。「乗りにくさはあるが直線は結構出ていく」と舟足にも好感触だ。賞金女王に輝いた平山は、白星こそなかったが粘り強い走りで2、3着。気配は決して悪くなかった。今後も女子3選手の活躍が続いても、何ら不思議はない。

 一方、男子では前本、吉田拡、峰らの気配が目立った。ドリーム戦を制した田中も、回り足中心に軽快な動きを見せている。この他では吉川や福島が好感触を得ていた。

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