勇退迎える郷原師 ゴーカイ産駒2頭で有終へ

[ 2011年2月25日 06:00 ]

今週のレースを最後に勇退する郷原調教師

 【東西ドキュメント・美浦=24日】騎手時代は「剛腕」の異名をとった郷原洋行師が、定年となる70歳まで3年を残して勇退する。50年に及ぶ競馬人生、騎手時代をリアルタイムで見ていない浜田が印象深いのは、調教師として育て上げた障害G1馬ゴーカイ。00~01年の中山グランドジャンプを連覇。話を聞くと「それぞれの馬に思い出があるけど、やっぱりゴーカイは一番心に残っている。G1を勝たせてもらったからな」としみじみ振り返った。

 ラストの今週、そのゴーカイ産駒2頭を出走させる。土曜中山にディアマイホース、その全弟エルアルトは土曜阪神(ともに障害未勝利)。いずれも父と同じ吉橋計オーナーの所有馬だ。「2頭とも障害をうまく跳ぶので安心して見ていられる。オーナーがぜひ使ってくれと言ってくれてね。オーナーには騎手時代から最後まで本当にお世話になった」。万感の思いを胸に、最後の戦いに臨む。

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2011年2月25日のニュース