女子競輪1期生に元五輪選手ら36人合格

[ 2011年2月25日 18:57 ]

 来年7月に48年ぶりに復活する女子競輪選手を育てる日本競輪学校の女子第1期生の合格者36人が25日発表された。

 応募した47人のうち第1、2次試験を経て、スピードスケートでトリノ五輪に出場した渡辺ゆかりさん(29)、北京五輪ホッケー代表GKの岡村育子さん(34)、自転車競技経験者、競輪選手の子ども、主婦、高校生ら17~48歳の幅広い世代が合格した。渡辺さんは「強い選手を目指し、いい汗を流していきたい」と語った。

 競輪を統括するJKAは女子ケイリンが正式種目となる来年のロンドン五輪に向けた強化や、競輪人気低迷の打開策などとして、1964年に廃止となった女子選手の復活を決定。下重暁子会長は「復活ではなく、新しいものとしてとらえている。嵐が吹く日もあるかもしれないが長く、温かい目で選手を見守り、育ててほしい」と話した。

 合格者は5月に競輪学校に入学。来夏に女子プロ選手による車券対象のレースがスタートする。

 ▼滝沢正光・日本競輪学校長の話 特に上位合格者は、未来の女子競輪が素晴らしいものになると感じさせてくれた。試験での頑張っていた姿を披露してくれれば、必ず盛り上がると思う。

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2011年2月25日のニュース