【阪急杯】清水英師ガルボでV宣言「G3のここはしっかり」

[ 2011年2月25日 06:00 ]

ガルボを管理する清水英調教師

 ターフライターの平松さとし氏がレースのキーマンに直撃する「キーマンの懐へ」は、阪急杯にガルボを送り出す清水英克師(45)に迫った。

 ――ガルボの前走(スポニチ賞京都金杯2着)でスタートはいつもより少し遅めに見えました。

 清水英師 そうですね。1完歩くらい遅かったかもしれません。ただ、(池添)騎手も遅い流れになるのを読んでいたのかすぐに2番手を取りにいきました。

 ――少し押したけど若い時のように口を割ったりはしなかった。ハミを替えた?

 いいえ、ハミ自体はデビューした頃から替えていません。ただ、馬も大人になってきたのか、以前のように口向きの難しい面はなくなってきました。

 ――2番手で流れに乗ったが、最後まで逃げ馬をかわせなかった。

 勝った馬(シルポート)はああいう流れになると強いですね。結果的にうまいペースで逃げられてしまったということ。力負けとは思っていません。

 ――最後の直線はかなりムチが入っていました。

 前々走(阪神C4着)も悔しい負け方をしていたので、(騎手も)今度こそ何とか勝ちたいという気持ちだったのでしょう。幸い、馬の方はレース後も元気いっぱい。叩かれた後遺症などはないです。

 ――阪神Cは逃げた馬の後ろで詰まった。

 はい。完全に脚を余してしまいました。ゴール後も伸びていたように、あの時も力負けとは思っていません。

 ――関西圏への輸送が続きますが?

 初めて遠征したシンザン記念の時はピリピリして減ってしまった(12キロ減)けど、今は輸送減りの心配はありません。おそらく今回も逆に増えているくらいだと思います。

 ――輸送続きなのに増えている?

 馬が成長をして幅が出てきたんです。中間の調教自体はしっかりやって、それで増えているわけだから心配材料ではありません。

 ――最終追いは?

 1週前にもやっているので、直前は気持ちを乗せる程度でいいと思っていたのに、好時計が出ました。気分良く走っていたようで、上がった後もケロッとしていたのでやり過ぎということはなさそうです。

 ――今回は岩田騎手。

 池添君はほかに乗り馬がいるということで乗り代わりになりました。岩田君で未勝利戦を勝っているし、何と言っても彼も一流騎手なので任せておいて大丈夫でしょう。

 ――G3のここはいい競馬をしたいところ。

 いい競馬というか、勝ちたいですよね。G1に入るとガルボ自身、多少身構えちゃう感じがするんです。でも、G2、G3なら堂々としている。結果次第では高松宮記念も考えているので、G3のここはしっかりと勝っておきたいです。

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