【新鋭王座決定戦】松尾イン速攻魅せる!

[ 2011年1月26日 06:00 ]

新鋭王座決定戦初出場の松尾は初日、6コースをものともせず快勝発進。2日目はイン速攻で連勝を狙う

 強烈アピールで2日目の主役の座をつかんだ。G1「第25回新鋭王座決定戦」は25日に開幕した。同大会初参戦となる松尾昂明(25=福岡)が、初日ただ1人となる6コースからの白星をマーク。100期の若手ながら、2日目で最も注目を集める12R1号艇を与えられた。メーンレースとあって相手も一気に強化されるが、上位級の気配を見せておりイン速攻を決める可能性は十分にある。

 松尾が新鋭王座デビュー戦となる初日6Rで、いきなり鮮やかなまくり差しを披露。それも大外6コースから突き抜けてG1初白星を飾った。「スタートは少し放ったけど、スリットから伸び返した。行き足から伸びがいいので全速のスタートだったら、まくることもできたかも」。結果だけでなく、舟足の仕上がりにも納得の様子だ。

 昨年10月までダッシュ戦一本で、今節が枠なり進入を始めて4節目。「スローのスタートはダッシュほど自信はない」と漏らすが、インでは通算4戦4連対と好成績を残している。1号艇で登場する、26日の12Rでも「インは主張する」と宣言。さらに「あす(26日)は全速で10を決めたい」と続けた。山田哲、峰ら格上選手がダッシュに構える厳しい一戦だが、宣言通りのスタートが行ければ十分に好勝負できる。

 初日に軽快な動きを見せたのは松尾と同じ100期生。2、11Rで初日ただ1人の連勝をマークした桐生は伸びこそ目立たないが、出足や回り足などの実戦足が抜群。外枠になっても軽視はできない。7Rで道中4、5番手から2着まで追い上げた永田秀も気配はいい。こちらは行き足から伸びが力強く、自ら仕掛けていけるパワーがある。ほかでは初日9R2着の山田哲が上々。金子、下条、山田康は競った時にどうかが未知数だが、行き足が良く直線の動きは光る。ドリーム組では新田と峰が好感触。特に峰は「道中の足がすごくいい。乗りやすさもある」と抜群の手応えをつかみとっていた。

 ≪新田ドリーム戦快勝≫優勝候補が激突した初日メーンの12Rドリーム戦は、カドから差した新田が追い上げる篠崎元を2Mで振り切って快勝。王座奪取へ向けて最高のスタートを切った。「伸びがいい。前節、宮島で走っているので方向性も分かっている。あとは乗り心地を求めて微調整するくらい」。早くも納得の舟足に近づいており、このまま勢いに乗って白星を量産していきそうだ。

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2011年1月26日のニュース