【KEIRINグランプリ】(3)神山雄一郎

[ 2009年12月24日 06:00 ]

<KEIRINグランプリ09出場選手>神山雄一郎

 4日制以上の特別競輪をすべて制したグランドスラマー神山。しかしながら、グランプリの女神だけはそっぽを向き続けてきた。寛仁親王牌では平原が逃げて武田が番手まくり、3番手の神山に絶好のVチャンスが訪れたが、モノにすることはできず2着だった。「2人の気持ちに応えることができず悔しい。あと何十センチ踏む込む力が足りなかった。あと1ミリのために365日、練習し続けます」。こう話した神山の努力は実を結び、賞金獲得額6位で14回目のグランプリ出場を決めた。直前の広島記念では武田の先行に乗って通算96度目の記念Vを決めているように、大一番を前に上昇ムードが漂っている。

 「4年ぶりにこの舞台に帰ってくることができてうれしい。展開を問わずゴール線を1着で駆け抜けたい」。頼もしいラインの後輩2人に前を任せて、直線勝負にすべてを懸ける。

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2009年12月24日のニュース