【KEIRINグランプリ】(1)平原康多

[ 2009年12月24日 06:00 ]

<KEIRINグランプリ09出場選手>平原康多

 「G1優勝に最も近い男」と言われ続けた平原が、今年G1・2Vの大躍進。高松宮記念杯はラインの武田にVをプレゼントしてもらった格好だったが、11月の競輪祭は自らの力だけで獲った価値ある勝利。関東1人の不利なメンバー構成にもかかわらず縦横無尽な走りで中部ライン(浅井康太―永井清史―加藤慎平―山田裕仁)を分断すると、鋭く追い込んで表彰台の頂点に立ったのだ。「ラインは信頼関係」と常日ごろ話す平原は、ビッグ決勝で何度もラインの先輩たちを引っ張り続ける“競輪道”を貫いてきた。

 初出場となった昨年のグランプリはインコースを強襲して2着。「昨年に続いての1番車。関東の先頭で走りたい気持ちが強いので、前で頑張りたい」。果たして武田―神山を連れてどんな走りになるのか。レースの鍵を握るのは平原と言ってもいいだろう。

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2009年12月24日のニュース