「競輪界若手のホープ」小野祐一記者の展望はこれだ!

[ 2009年12月24日 06:00 ]

<競輪グランプリ前夜祭>車番を記した衣装を黒いコートで覆った女性たちを9人の選手が“指名”後、目の前でコートを脱ぎ捨て車番が披露された

 競輪界最高峰の戦い「KEIRINグランプリ09」は30日、優勝賞金1億円を懸けて京王閣競輪場で行われる。注目されたグランプリ9選手の並びが、23日に行われた共同記者会見で発表された。山崎芳仁―伏見俊昭の福島コンビ、平原康多―武田豊樹―神山雄一郎の関東ライン、永井清史―加藤慎平の岐阜コンビは結束することを表明。地域的に単騎となった海老根恵太は「気楽に先手ライン」、石丸寛之は「岐阜の後ろか、海老根君の後ろか、単騎でやるか…。前検日までには作戦を決める」と話した。頂上決戦レースは細切れ戦だ。

 【展望】ラインの厚みある関東勢が数的有利にレースを運ぶだろう。今年大きく飛躍した平原が好機に巻き返して出るはずで、人気は番手・武田に集まりそうだ。3番手には悲願のグランプリ初Vを狙う神山がいるだけに、武田が番手から早めに出て行くかどうかがレースのポイント。連係実績豊富な山崎―伏見の福島コンビは、両者でワンツー決着に持ち込めるタイミングで仕掛けてくる。先制するのは先行意欲おう盛な永井が有力で、その永井次第では番手・加藤が鋭脚を発揮して上位へ。レースが混戦になれば、機動力ある海老根と石丸の一発がさく裂する。

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2009年12月24日のニュース