【エリザベス女王杯】田中勝 ムード勢いに乗る

[ 2009年11月13日 06:00 ]

 ターフライター平松さとし氏がレースのキーマンに直撃する「キーマンの懐へ」。ムードインディゴの手綱を取る田中勝騎手を直撃した。

 ――ムードインディゴの前走(府中牝馬S1着)はデビュー以来最も軽い450キロの馬体重でした。
 田中勝騎手 細過ぎるという印象はなかったし、能力に影響するほどイレ込んでいるわけでもなかったので気にはなりませんでした。いい状態だと思いました。
 ――コーナーは勢いを利用してうまく外へ。
 うまくいきました。いいリズムのままスムーズに外へ行けたのがよかったと思います。
 ――抜け出すときの脚が速かった。
 それは乗っていても感じました。アッという間に抜け出してくれました。
 ――結果的に少し早い仕掛けになった?
 確かにもうワンテンポ待ってもよかったかもしれません。正直な話、あそこまで凄い反応で切れてくれると思っていなかったので早めに抜け出す形になってしまいました。
 ――ただ、リズムを崩さなかったからこそ33秒台の脚で上がれたのでは?
 リズムを崩してまで抑えるのはかえってよくない。それも確かですね。
 ――前走のようなしっかりした末脚を使えれば京都の外回りもよさそう?
 問題ないでしょうね。この条件はある程度流れてくれるので折り合いもつく。そうなれば距離も克服できると思います。舞台はこの馬向きでしょう。
 ――ブエナビスタなど3歳馬も含め、強敵がそろいます。
 ブエナの競馬ぶりも豪快で、間違いなく強い馬だと思います。ただ、こちらは古馬のキャリアもあるので簡単に白旗をあげる気はありません。前走の勢いに乗って好結果が出るように導いてあげたいです。

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2009年11月13日のニュース