【エリザベス女王杯】シャラナヤは伸び盛り!

[ 2009年11月13日 06:00 ]

京都競馬場で調教を行ったシャラナヤ

 京都競馬場では仏のG1オペラ賞勝ち馬シャラナヤがキャンター調整。コンビを組むルメールが連覇へ気合十分だ。

 欧州を代表する馬産家であり、世界的なセレブとして知られるアガ・カーン殿下の馬がシャラナヤ。前走オペラ賞で初G1勝ちを果たした3歳馬。大外を突き抜けたオペラ賞(芝2000メートル)の2分1秒8は、ロンシャン競馬場としてはかなり速い勝ち時計だった。
 「軽い馬場で結果を出している。雨が降らない方が望ましいね」
 デルザングル師は昨年から殿下の馬を預かる38歳の気鋭トレーナー。「この馬にとっていい距離、いい舞台」と日本の競馬への適性を見込んでの参戦だ。
 前日に京都競馬場入りしこの日、ダートコースでキャンターの軽め調整。420キロと小柄で線も細いが、欧州の走る牝馬によくいるタイプ。
 「来日前に仕上げたので、こちらでは体力を回復するための調教。本国より馬体重は5キロぐらい少ないだろうが、問題はない。いい状態になったと思う」。びっしり追う必要はない。金曜朝に息を整える調教をすれば十分との判断だ。
 この馬は昨年の凱旋門賞馬ザルカヴァと同じアガ・カーン殿下の自家生産馬。
 「日本で殿下の馬に騎乗するのは幸せであり、誇らしいこと。シャラナヤはハイクラスでどんどん力をつけている馬。頑張ります」とルメールは腕をぶす。
 前走はルメールが騎乗するはずだったが、ケガで乗り代わりとなった。実績、日本に合う可能性、気合十分の知日派の鞍上。この馬になら勝たれて何ら不思議はない。

続きを表示

2009年11月13日のニュース