【エリザベス女王杯】カワカミプリンセス執念の仕上げ

[ 2009年11月13日 06:00 ]

<エリザベス女王杯・追い切り>DPコース、4コーナーを駆け抜けるカワカミプリンセス

 カワカミプリンセスは水曜が豪雨だったため追い切りは1日スライド、さらに予定のCWコースではなく「初めて」というポリトラックコースを使用した。

 単走で上がり重点。6Fを82秒3でラスト1F12秒2にまとめた。追い切りの動きについては「ストライドが伸びて凄く良かった」と話すにとどめた西浦師は、記者会見でエリザベス女王杯に懸ける熱い気持ちをマイクにぶつけた。
 「3年前は手の中に入っているのが落ちた。落とし物を拾いあげたい。今年が最後のチャンスだから」
 天国から一瞬にして地獄へと落ちた06年のエリザベス女王杯。1位入線の降着で歯車は狂った。オークスと秋華賞に続いてのG1・3勝目は幻に。それ以降は丸3年間も勝ち星ゼロと暗いトンネルに迷い込んだ。
 「なんとかもう一度、口取り(表彰式)をさせてやりたい」と西浦師は因縁のG1に送り出す。

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2009年11月13日のニュース