【JBC】王座奪還へ!フジノウエーブ上昇

[ 2009年10月30日 06:00 ]

 【池田裕文の公営です】今年も「ダート競馬の祭典」の季節がやってきた。G1・JBC競走。05年以来4年ぶり2度目の舞台となる名古屋で11月3日にゲートインを迎える。クラシックはG1の常連フリオーソが東京大賞典1本に絞って回避し南関勢不在となったが、スプリントでは上位を狙える馬が遠征する。充実の4歳ノースダンデー。重賞5勝(ダートグレード3勝)のプライドキム。そして3年連続の参戦となるフジノウェーブ。過去8回、全16競走行われたJBCで勝った地方馬は07年のフジノウェーブだけだ。

 王座奪還へ向け、29日には大井で最終追い切りが行われた。同厩パープルパンチ(B3)を先行させ、残り3Fから馬体を併せる。直線いっぱいに追われて首先着、5F62秒台で駆け抜けた。「動きは前回(東京盃5着時)よりいい。体の緩かった部分もだいぶ締まってきた。以前よりズブくなっているし、真ん中ぐらいの枠から五分に出てうまく流れに乗ってくれればいいんだが…」。9年連続でJBCへ管理馬を送り込む高橋三師に強気な発言はないものの、いい状態で臨めるのは何より。7歳はまだまだ老け込む馬齢ではない。地方No・1戸崎騎手との初コンビも必見。07、08年地方最優秀短距離馬が意地を見せるか注目だ。

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2009年10月30日のニュース