羽生善治九段 加藤一二三さんを追悼「将棋への愛に溢れた偉大な大先輩でした」 家族ぐるみの付き合いも

[ 2026年1月22日 15:19 ]

06年1月26日、王将戦第3局の前夜祭で立会人の加藤一二三九段(中央)とともに乾杯をする羽生善治王将(左)と佐藤康光棋聖。
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 将棋界で最高齢勝利、現役勤続年数、通算対局数など数々の記録を持ち、晩年は「ひふみん」の愛称で親しまれた、将棋棋士の加藤一二三(かとう・ひふみ)さんが22日、肺炎のために死去した。86歳。福岡県出身。戦前生まれ最後の名人経験者だった。訃報を受け、羽生善治九段が自身のXで追悼した。

 羽生は「加藤一二三先生の御帰天の報に接し、心から哀悼の意を表します。加藤先生と出会えたことを神に感謝致します。どうぞ安らかに憩われますよう 心よりお祈り申し上げます」と偲んだ。

 続く投稿では「加藤一二三先生とは子供の頃から沢山の思い出があります」と切り出し、「結婚の際には妻がカトリック信者であることを大層喜んで頂きルルドの貴重な御聖水や妻の洗礼名である小さき花のテレジアのおメダイを頂戴したり、子供達の初聖体にもご参列頂きご夫妻で祝福してくださいました」と明かした。

 さらに、羽生の国民栄誉賞受賞や永世七冠獲得時には「私以上に喜んでくださった」とし、「超特急の早口で将棋の話、キリスト教の話を交えお祝いして下さったあの日の笑顔が鮮やかに目に浮かんできます。五十代からの棋士の道のお話をもう伺えないことが残念です。折々に祝福・心配・応援のお言葉をかけてくださる優しく温かいお人柄、将棋への愛に溢れた偉大な大先輩でした」と伝えた。

 1980年代後半から2000年代初頭まで何度も対戦。31歳年下の羽生九段にとっては10代から対戦した大先輩だった。加藤さんは生前、羽生九段のことを「将棋の天才で覇者」と絶賛していた。羽生九段も高齢になっても精力的に活動する加藤さんを「あの先生だけは特別な存在」と常々尊敬の念を口にしていた。

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