国際弁護士 水原被告は「最低でも5年程度は禁固をくらうのでは」服役後は「強制送還されるでしょう」

[ 2024年5月10日 10:38 ]

米国でテレビドラマ化の企画が持ち上がっている水原一平被告の事件
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 国際弁護士の村尾卓哉氏が10日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にリモート出演。ドジャース・大谷翔平投手(29)の元通訳で大谷の口座から約1700万ドル(約26億5200万円)を盗んだとする銀行詐欺などの罪で訴追された水原一平被告(39)に言及した。

 水原被告をめぐっては米司法省が8日(同9日)、大谷の口座から約1700万ドル(約26億5200万円)を盗んだとする銀行詐欺などの罪を認め、司法取引に応じたと発表。番組でもこのニュースを取り上げた。

 米カリフォルニア州の弁護士資格を持つ村尾氏は水原被告の量刑について「今回の司法取引の内容を見てますと、量刑に関しては明確に合意はされてないんですけど、米国の量刑はガイドラインを参考にして決まっていて、犯罪のレベルに合わせて量刑の表に則って基準があるんですけど、今回、少なくとも量刑レベル25ということについては、水原さんも“最低限の罪として受け入れます”って合意されている」と言及した。

 続けて「それ(量刑レベル25)が57カ月から71カ月で、検察側も25以上であれば、“量刑に対して不服を述べない”って言っていて、最低でも5年程度は禁錮をくらうであろうと思います」と推察した。

 その上で「最終的には量刑の判断は裁判所がしますので5年より低い可能性も0ではないですが、今、合意書の中から読めるのは57カ月以上は水原さんも覚悟していると読み取れます」と述べた。

 また、服役後については「服役を終えた後に強制送還されるでしょうね」と指摘。「基本的には渡航の入国の許可が下りない可能性が高い」とし「別の国でも犯罪歴があることを申請しないといけなくて、それ(前科)も含めて、“お前にはビザを出さない”という国もあるでしょう」と刑期を終えれば、日本国内では自由に生活できるものの海外に拠点を移すことは難しいのではないかとした。

 そして「もちろん移民局の判断なので、ビザ、滞在資格、入国資格っていうのをどう認めるかですけど、一般的にはグリーンカード取り消しになるとESTAとか、他のビザの取得は困難になると考えられます」と語った。

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