「小中学校入学式の撮影カメラマン」Xで募集、代表取締役が謝罪 全撮影中止「誤解生み、心よりお詫び」

[ 2024年3月4日 15:03 ]

河戸弘太氏X(@itsuba2)から

 小中学校の入学式を撮影するカメラマンをX(旧ツイッター)で募集したとして、映像制作やスチール撮影を請け負う会社の代表取締役が4日までに自身のXを更新。謝罪した。

 事の発端は2月28日に、「イツバネット」代表取締役・河戸弘太氏が自身のXで投稿した内容。「カメラマン大大大募集です 現在3名しか決まっておらず、あと100名くらい来ても大丈夫です」とし、「小・中学校入学式の写真撮影案件」としてカメラマンを募集。「許可は学校側にも取って正式に行うものになります」とした上で、必要な経験として「一眼レフで人を撮った事がある方」を募集し、報酬は3万5000円としていた。

 この投稿に批判が殺到。大炎上した。SNS上で素人同然のカメラマンを採用しようとしていることに加え、採用経緯が公表されていないため、児童の安全の確保や小児性愛者が紛れ込むことを懸念する声が多く上がった。「何かあったら責任とれるんですか?」「よりによってXでの募集なんて子を持つ親として怖いしかない」などと投稿が相次いだ。

 3日までに河戸氏の投稿は削除され、学校イベントが重なる3月、4月の繁忙期とあって同情の声も上がった一方で不安を増長する展開となっていた。

 河戸氏は新たな投稿で「この度は小中学校の入学式の撮影案件について多くの方にご心配・ご迷惑をお掛けしましたこと誠に申し訳ございません」と謝罪。該当の投稿や関連した投稿は削除したと記載した。

 現状として「制作を取り仕切っている会社さまと協議を行い、今回の撮影は全て中止させていただくことになりました。弊社からは一切カメラマンが撮影に向かう事ことはありませんし、今回応募された方の中から撮影対応することはありませんのでご心配されている方に関してはまずご安心いただければと思います」と周知した。

 批判が殺到する中で対応が遅れたことについて謝罪した上で、経緯を説明。

 「制作を取り仕切っている企業さまより弊社に入学式の撮影カメラマンが足りず困っているとのご連絡をいただき、私含め弊社のカメラマンで対応を行う予定でしたが、100名ほど足りていないというお話を伺った為、私のXやInstagramから募集をすることにいたしました。皆さまからご指摘いただいておりました人間性やカメラスキルの部分に関しましては1名1名しっかりと面談を行い人間性やカメラスキルを確認し過去の実績なども拝見した上で、問題無い方には身分証をご提示いただき業務委託契約書を締結していただき撮影をご依頼する流れとなっておりました」と、面接を経て身分確認はする予定だったとした。

 しかし、結果として、「小中学校の入学式の撮影という場に素性のわからない不特定多数のカメラマンを募集しているような誤解を生む投稿になってしまったこと、それにより当該地域を始めとした入学式を控えた親御様やそのご関係者様に多大なるご不安を与えてしまったこと、併せて皆さまに経緯などのご説明が遅くなってしまったこと、本件については全て私の不徳の致すところでございます」とし、SNS上で募集したことについて「不特定多数の方が目にするような場所での投稿としては内容が相応しくなかったと思いますし、何よりも多くの方にご心配・ご迷惑をお掛けしてしまったこと、心よりお詫び申し上げます」と陳謝した。
 「せっかくご応募いただいた方にも撮影のご依頼をすることができなくなってしまい申し訳ございません。DMでご連絡いただいた方には本内容につきましてこちらから追ってご連絡をさせていただきます。(いただいている件数が多数のため、お時間が掛かってしまうかと思いますがしばしお時間をいただけますと幸いです。)その他ご不明な点がありましたが当社HPかSNSからご連絡をいただければと思います」と結んだ。

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