古舘伊知郎、いまや「名物アナ」となった後輩に謝罪 ブチギレ呼んだ“事件”「完無視したことがある」

[ 2024年1月18日 10:03 ]

古舘伊知郎アナウンサー
Photo By スポニチ

 フリーアナウンサー・古舘伊知郎(69)が、18日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。後輩アナウンサーとのエピソードを明かした。

 17日に更新した動画に、フリーアナウンサー・辻よしなりがゲスト出演。辻アナは83年にテレビ朝日に入社し、90年代を代表するプロレス実況アナウンサーとして人気を博した、古舘の後輩アナだった。

 古舘と辻アナの対談の後編、古舘は開口一番「記憶がよみがえって参りました。あのね、とんでもない変なリポート入れたことがあるんですよ。あなた」と言い、「この流れ、このマッチメイク、この最終戦、ファイナルへ向かっていくストーリーラインの中で、“それ入れる?”っていうのがあった」と、辻アナの過去のミスを指摘した。

 辻アナの“とんでもないリポート”を聞いた当時の古舘は、「それを聞いていたらカッと来て、それ以降、完無視した記憶がよみがえってきました。“今日はお前のリポートは受けない!なんであんなこと言ったんだ、違うだろ!”っていうのはありました」と振り返った。

 この指摘に辻アナは爆笑し、「何度もありますよ」と笑顔で述懐。その中の一つのエピソードとして、「長州餃子事件」を挙げた。

 「長州餃子事件」は、辻アナがアナウンサー・社会人1年目のときの出来事。まだ新人だったが、「名勝負数え唄」と名高い「長州力VS藤波辰爾」でリポーターを務めたという。

 辻アナは「右も左も分からない人間ですよ。そして、長州さん、怖いわけですよ」と思いながらも、長州への取材を開始してコンディションなどを質問。しかしここで、古舘ら先輩の言葉「プロレスラーにコンディションを聞くバカがいるか。リングに上がったら絶好調なんだ」というアドバイスを思い出し、パニックになってしまったという。

 何を聞いていいか分からなくなってしまった辻アナは、苦し紛れに「好きな料理は?」と質問。長州が「パッとは出てこないな」と悩んだため「では、昨日は何を召し上がりましたか」と質問を変更。すると、「餃子かな」と回答があった。

 このエピソードを引っさげ、辻アナは「放送席の古舘さん!」とリポートを開始。「今、藤波選手と戦っている長州選手の、あのリキラリアットのパワーの源が、『餃子』だと分かりました!」と現場からリポートした。

 意外なエピソードを聞き出しリポートすることに成功した辻アナは、「やってやったぞ!」と大興奮。しかし、当時の古舘は「つじ~!」と怒り心頭。「おい、長州は餃子でいいのか。長州力のイメージ。革命戦士・長州力、マッスルエリート長州力だよ。その中でお前、餃子がパワーの源って、長州力のイメージは崩れねえか?それが分かんねえのかお前!」と指摘したという。

 このエピソードを改めて聞いた古舘は、記憶を掘り起こし「『餃子の王将』が、当時もっとメジャーだったらよかったんだな。『王将・チャンピオン』ってことでな」と納得し、「これね、『ダブルミーニング』でね…確かに、このタイミングで餃子じゃないっていういらだちはあった。あとは、自分に対する怒り」と、辻アナを怒った理由の一つに「自分への怒り」があったと本音を明かした。

 古舘は当時、自身が「邪道」な実況を行っていたと回顧。「毎週のようにわざと“場外乱闘”して、また本戦の試合に戻る…という、邪道をやっていた」といい「自分が邪道で、リポートまで餃子なんて…収拾がつかないっていう、自分へのいらだちとわがままさとで、全部いってるね」と吐露。「申し訳なかった。これは正直に認める。自分も同じようなことをやってるんだから、辻に怒る筋合いはなかった」と、約40年前の出来事を謝罪していた。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年1月18日のニュース